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第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を7日(日本時間8日)受賞した米映画「ザ・コーヴ」。
撮影の際にイルカ漁を隠し撮りされた古式捕鯨発祥の地、和歌山県太地町では「怒りを覚える」といった反発の声が上がった。
ザ・コーヴは、スタッフが太地町内の立ち入り禁止区域に侵入し、模型の岩を持ち込んで隠しカメラを設置。
十数隻の船団が映画の題名にもなった入り江にイルカの群れを追い込んだ上、
漁師が鉄の棒で次々と突き、海面が真っ赤に染まる場面を映し出した。
アカデミー賞について、太地町漁協の幹部は「何を言っても映画の宣伝になるので、取材には応じられない」と事実上の取材拒否。
「われわれを『ジャパニーズ・マフィア』と呼ぶなど事実誤認も甚だしい。怒りを覚える」と電話を切った。
イルカは鯨類に分類されるが、国際捕鯨委員会(IWC)の管轄外。太地町では昔からイルカ漁も盛んに行われている。
プラカードを掲げてステージに登場した「ザ・コーヴ」のプロデューサー、フィッシャー・スティーブンス氏(左)やルイ・シホヨス監督ら製作関係者ら(AP)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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