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ちゃんぽんトーク:“草食系鍛冶屋”開業半年で早くも人気、宮崎春生さん /長崎
◇注文殺到も「まだ未熟」--宮崎春生さん(24)=五島市
昨年7月、「宮崎鍛冶(かじ)屋」を開業した。五島市内で2軒目の鍛冶屋だ。「予想以上の注文があり、経営の自信がついた。あとは自分の腕を磨くだけ」と笑顔で語る。職人のイメージとは異なり、柔らかい物腰の“草食系イケメン鍛冶屋”だ。
医師で父親の昭行さん(58)がおけや竹かごなど伝統工芸の継承に取り組んでいたことがその後に大きな影響を与えた。
「鍛冶屋になって技術と伝統工芸を守ろう」という決意につながったからだ。
インターネットで、刃物や農漁具など幅広い技術を持つ福岡市の大庭利男さん(73)を知り、高校卒業後に弟子入り志願。
父も後押ししてくれ、3度断られたが4度目に大庭さんを説得した。5年間の修業後、五島市岐宿町川原で、廃業した工房を借り、店舗を構えた。
当初は経営不安もあったが、農漁具、特殊工具の製作、補修、改造、刃物研ぎなどの注文が殺到。今では“村の鍛冶屋”は大忙しだ。
好評のオリジナル商品「椿包丁」は注文しても「ほぼ1カ月待ち」の状態という。「お客さんの要望をよく聞いて、道具にこだわる人が満足できるものを」と心掛ける。
鉄を鍛錬する「向こう槌(づち)」やふいごなどを機械化し、一人だけでの作業が続く。しかし、まだまだ未熟だと感じているという。
「刃物の良しあしが決まる焼き入れは、生涯の課題。早く一人前になって師匠に喜んでもらいたい」【椿山公】
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