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テレ朝系「スーパーモーニング」の2010年2月25日の放映内容に、多くの異論が提起されている。
この日は、日本の移民政策を特集し、移民1000万人構想について出演者らが討議した。
そうした議論がなされにくいのは、日本には法務省を中心に強い治安思想があり、
「外国の移民を入れないという強い国家の意思がある」ためであると、鳥越俊太郎は述べる。
番組では、政策の成功を前提に話が進められ、仕事そのものが少ないことや日本人労働者が過剰であることへの
言及は避ける論調だった。それに対して、ラモス瑠偉が「働く場所がないと、来ても意味がないですよ」と問題を提起。
さらに、「どういう人が入ってくるか分からないじゃないですか」と述べ、治安が悪化する危険性を指摘した。
その後、ローソンの2009年4月の新入社員32%が外国人であるという実態が示された。日本人だけの発想では
ワンパターンで、企業の成長には足りないという。すると東ちづるは、ローソンには外国人店員が多いなどと、
社員の雇用と無関係な話を始め、「すごくかっこいい人が多いの」と発言。
「リトル・ブラジル」と呼ばれるブラジル人が多い地域に話題が移ると、現地で支援活動を実践するラモスが問題を指摘した。
働く場所がなく、子供は学校に行けないために犯罪に走りやすいという。そして、移民1000万人構想について、
「あれはバカバカしい」と切り捨てた。
統計では、日本は働きたい国ランキング44位であり、物価の高さや景気悪化が支障になっているのではないかという。
これについて東は、「自分たちが中心」という日本人の意識を変える必要があると力説した。しかし、言語の壁など様々な
要因があることは話題にもならなかった。番組の結論は、「家庭で移民を日々考えよう」だった。それによって偏見もなくなり、
もっと自由な雰囲気になるというが、「ありえない」とラモスは失笑した。
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