10/02/24 22:28:27.19 UzMNNHFr BE:759105959-BRZ(10000) ポイント特典
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土偶形容器を復元 県内初、弥生後期の全体像
佐久市の西一里塚遺跡群から弥生時代後期の土偶形容器の破片が出土し、県埋蔵文化財センター(長野市)はそれらをつなぎ合わせ、
全体像を復元したことを明らかにした。同時期の土偶形容器の出土は県内初で、全体像が判明した例は全国的にも珍しいという。
土偶形容器は頭部と胴体、左腕の8つの破片を基に復元した。全長約28センチで、胴体部分最大直径は約15センチ。
破片は、同遺跡群の50センチから1・5メートルの深さから出土した。
顔は鼻が高く、やや上を向いているほか、左腕は何かを抱えるように伸ばしているのが特徴だ。
同センターによると、土偶形容器は弥生時代前期に多く見られ、全国では40ほどの出土例がある。
このうち、県内は飯田市や松本市などで20数例あり、遺骨を入れて埋葬する器と考えられているが、弥生時代後期は腹部付近に穴があり、
用途が変化していた可能性もあるとされる。
同遺跡群は2004~06年、中部横断自動車道建設を前に発掘調査が行われた。04年に頭部、05年に左腕、
06年に胴体部分がそれぞれ見つかり、今年1月から復元作業に入っていた。
センターの桜井秀雄調査研究員は「顔の表情が弥生時代前期のものとは異なり、当時の表現方法を知る良い史料になる」と指摘。
県内は全国的にも土偶形容器の出土例が多いことから「前・中期から後期にかけての形や使い方の変遷を調べ、性格をつかんでいきたい」と話している。
一般公開は3月13日から5月9日まで、県立歴史館(千曲市)で行う。
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