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【ザ・コア】 地球の中心部に近い外核でも液状の鉄によって起きている可能性がある
地球の奥深くに鉄の流れ 磁場知る手掛かりに
地球の気流や海流のように惑星の表面を物質が流れる「帯状流」と呼ばれる現象が、
地球の中心部に近い外核でも液状の鉄によって起きている可能性があることを神戸大のチームが突き止め、
11日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
陰山聡教授(計算科学)は「惑星の表面ではなく、岩石でできたマントルに覆われた外核で帯状流が発生していることになる。
外核の鉄の動きが地磁気をつくり出しており、地球の磁場を知る手掛かりになりそうだ」と話している。
チームはスーパーコンピューター「地球シミュレータ」を使い、外核を形成している、
高温で溶けた液状の鉄が対流する様子を計算した。
鉄の粘性の度合いと外核の温度をさまざまな数値にして解析したところ、鉄が最も粘りのない状態では、
マントルに近い外核の外側部分で西向きに流れる帯状流が発生。外核のうち、地球の中心により近い内核付近では、
熱せられた鉄が放射状に対流していた。
陰山教授は「外核は、内側では対流がシート状に広がり、
外側は帯状流が西に流れる二重構造になっているのではないか」と推測している。
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