10/02/09 15:18:58.36 HUE8SbJd BE:2752143168-PLT(12000) ポイント特典
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「男85センチ女90センチ」メタボ腹囲 根拠なし
3万1000人調査で判明…厚労省研究班
URLリンク(www.yomidr.yomiuri.co.jp)
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=
門脇孝・東京大学教授)は9日、診断の必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性を明確に
判断できないとする大規模調査の結果をまとめた。
現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので、診断基準の見直しに影
響しそうだ。
現在の診断基準は、腹囲に加え、血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合、メタボと診断さ
れ、保健指導(積極的支援)の対象となる。しかし、他の先進国に比べ男性の腹囲基準は厳しすぎる、女性の基準は
逆に甘いと、批判されていた。
------------------------------中略--------------------------------
同研究班は昨年、腹囲が男性85センチ、女性80センチを超えると、血糖や脂質などの検査データの異常が急激
に増えるということを明らかにしたが、今回の発症との関連では腹囲基準の妥当性は導きだせなかった。
国際的には、腹囲を必須とせず、総合的にメタボを診断するのが主流。米国では、腹囲(男性102センチ以上、
女性88センチ以上)は中性脂肪、HDLコレステロール、血圧、血糖値を含めた五つの診断基準の一項目に過ぎない。
ただ、今回の研究でも肥満の人ほど発症しやすい傾向は変わりない。現行の基準でメタボと診断された人は、そう
でない人に比べて発症の危険性は男性で1・44倍、女性で1・53倍高かった。
門脇教授は「腹囲が大きくなるほど心臓病や脳卒中を起こす危険は男女とも高くなったが、基準値としてどの数値
が明確なのかを示すことは難しかった。今回の研究結果をもとに今後、最適な腹囲の基準について議論をしていく必
要がある」と話している。
URLリンク(www.yomidr.yomiuri.co.jp)