10/02/09 02:33:40.16 Vkyx53SB BE:645256875-PLT(12009) ポイント特典
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【オムニバス】人口の増減に地方の疲弊を見た
「東京ばかりが栄えて、地方はシャッター街ばかりになって疲弊している」と言うと、とかく「そんなステレオタイプな言い草は
もう聞き飽きた。東京が栄えるのは、一国の首都なんだからしょうがないではないか。人間も少なく雇用先もほとんどない多くの地方は、
そのままでは自立できない。だから、地方人にも東京人並みの生活環境を保障してやる方便のひとつとして、歴代政府は国民から
集めた税金を、地方交付金とか補助金とかいった形で優先的に地方に再配分してきたのだ」といった弁明がなされる。
総務省統計局は毎年「住民基本台帳人口移動報告」を発表しており、1月29日には2009年の結果が公表された(注1)。
愛知(23番)の4,075人とか福岡(40番)の469人といった小さい転入増ピークを無視すると、埼玉(11番)の18,083人、
千葉(12番)の21,692人、東京(13番)の56,220人、神奈川(14番)の21,466人からなる巨大なピークが、その他地域が
軒並み負の領域(転出増)で苦しんでいる中で、ひときわ目立っている。総務省の定義では東京圏とは東京、神奈川、
埼玉、千葉で構成され、名古屋圏は愛知、岐阜、三重の3県、大阪圏は大阪、兵庫、京都、奈良の4府県で構成されている。
従って一目瞭然、茨城(8番)の1,722人の転入増をも合わせ見て断言できることは、「日本では、茨城も含めた首都圏一極
に向かって全国各地から人間が流れ込んでおり、その結果として、首都圏以外の地方では、大阪圏も名古屋圏も含め一切の
例外なく、人口減少と過疎が進行している」という事実である。しかもこういう傾向は2009年に限らず毎年続いており、昔から
超過密都市だったため一時は人口減が見られた東京でさえ、平成9年から再び転入増に変って、ますますの過密都市に
向かっているのである。
私が現民主党政権に聞きたい「本音」のひとつ、それは「あなた方は、首都圏のみが栄えて地方が軒並み人口減と過疎に
喘いでいる現状を見て、「これでいい」とか「仕方ない」とかお考えなのですか?」と言う問いかけである。
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