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結婚詐欺被害の男性にも睡眠導入剤？ 埼玉偽装殺人2010年2月4日3時11分
埼玉県富士見市の駐車場で昨年８月、大出嘉之さん（当時４１）が練炭自殺を装って殺害され、
遺体から睡眠導入剤の成分が検出された事件で、県警に殺人容疑で再逮捕された無職木嶋佳苗容疑者（３５）が、
別の結婚詐欺の被害男性にも睡眠剤を飲ませていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。
県警によると、被害者は静岡県の４０代の男性で、木嶋容疑者とは結婚相手を探すインターネットのサイトで知り合った。
木嶋容疑者は、結婚するつもりがあるかのように装って、この男性から２００８年１０月８日～１２月２５日に
約１９０万円をだまし取ったとして詐欺罪で起訴された。さらに、同じ男性から現金を盗んだとして、窃盗罪でも追起訴されている。
捜査関係者によると、睡眠剤を飲まされた可能性が高いのは窃盗被害の際で、０９年１月１０日夜、
木嶋容疑者と東京都内のホテルにチェックインした直後に、強い眠気が襲った。翌朝まで目覚めず、
気づいた時には木嶋容疑者は姿を消し、財布から５万円がなくなっていたという。
男性からの被害申告が昨年９月以降だったために、県警は男性の体内から睡眠剤を検出することはあきらめたが、
「いつもより眠りが深く、普段なら目が覚める時刻になっても起きられなかった」などと男性が証言したことから、
県警は木嶋容疑者が飲食の際などに男性に睡眠剤を飲ませた疑いが強いと判断した。
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