10/01/31 18:20:05.33 f3rVEVIt BE:174276623-PLT(12000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/snow.gif
「若者がかわった」、「以前の若年層と違う」。
こうした声が多様なビジネスに携わる人から聞かれるようになったと。
「最近の若者は車を欲しがらない。酒を飲まない。物欲がない。クリスマスでも恋人に装飾品を贈らないらしい」。
年配のビジネスパーソンたちは、今の若年層に感じる違和感が、
1980年代の"新人類"や90年代の"コギャル"たちに感じたものとは、質の違うものだととらえている。
若き日の団塊世代やバブル期の若者、そして90年代のギャルたちも、声高に自身のライフスタイルを主張していた。
しかし、今の若年層はいわば"静かな若者"。消費動向を集約すると、
「車に乗らない。ブランド服も欲しくない。スポーツをしない。酒を飲まない。
旅行をしない。恋愛に淡泊。貯金だけが増えていく」、となるのだそうだ。
そして、これらはリーマンショック以前から見られる傾向で、
なにも景気変調、雇用と所得の急激な悪化ではじまったわけではないのである。
80年代の極めて高度な日本型消費社会に生まれた若者の周囲には、
いつもモノがあふれ、「他者との違いを示す」記号とイメージが乱舞していた。
その飽和のなかで育った世代は差異表示のための消費をしなくなり、従来の消費社会を超えていく存在となっている。
現代の若者が目指すのは、実にまったりとした、穏やかな暮らしである。
彼らは消費の牽引者になれなくとも、ある意味では時代のリーダーなのかもしれない。
ただ、日本経済は彼らへの対応を急がなければならないといえる。
なぜなら、彼らの満足が支出と結びついていないから。
このまま、経済の低成長とモノあふれが大きく変わらなければ、続く世代もおそらくスローライフ型となってしまう。
それが果たして日本にとってプラスなのかマイナスなのか、考えてみる必要があるのかもしれない。
URLリンク(www.webdoku.jp)