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日中歴史共同研究 「日本軍は慰安所を設け、強制的に多くの女性を性奴隷とした」
南京虐殺『2~20万人』『30万以上』 歴史認識日中隔たり
日中両国の有識者による初の歴史共同研究の成果をまとめた報告書が三十一日、公表
された。焦点の南京事件(一九三七年)については、日本側も「日本軍による虐殺事件」と
認定したが、犠牲者数をめぐっては、日本側が「二十万人を上限に四万人、二万人などの
推計がある」と指摘したのに対し、中国側は「三十万人以上」と主張。近現代史を中心に
両国の歴史認識の違いがあらためて浮き彫りになった。
従軍慰安婦問題と、細菌研究の特殊部隊「七三一部隊」については、日本側が詳しい説
明を避ける一方、中国側は「日本軍は慰安所を設け、強制的に多くの女性を性奴隷とした」
「人体実験、生体解剖を実施」などと踏み込んだ。
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