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米政治における同性愛者の影響力は非常に大きく、現在も拡大している―。
米カリフォルニア州サンフランシスコの連邦裁判所で行われている、同性間の結婚を違法とみなす州法の
違憲性を問う裁判で25日、同性愛問題の専門家である、クレアモント・マッケナ・カレッジのケネス・ミラー教授が指摘した。
ミラー教授は、同性愛者は米国で「権力の上昇軌道」に乗っていると表現し、「ゲイやレズビアンは、国家レベルで
力を持っていると確信している」と語った。その上で、カリフォルニアでも同じことだと述べた。
同性愛婚の禁止を求める人びとは、同性愛者の持つ政治的影響力は、同性愛者が政治過程において比例的過小評価
されたマイノリティではないことの証明だとの立場を示している。
前週、この裁判に出廷した行ったスタンフォード大学のゲーリー・M・セグラ教授(米国政治)は、同性愛者は政治的に
ぜい弱だと証言していた。
ミラー教授は、「米国民は、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、
トランスジェンダーら(総称してLGBT)の政治目的に、支持を表明している。これはさまざまなことで確認できる」と
述べた上で、全米30州でヘイトクライム(憎悪犯罪)の法律が制定され、21州では性的指向による差別からの
保護措置が取られていると指摘した。
URLリンク(www.afpbb.com)