10/01/27 22:52:02.59 Mmyr2InV● BE:326907656-PLT(18182) ポイント特典
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タイコバエというハエの繁殖方法は実におぞましい。特定のアリに産みつけられた卵からかえった
ウジはアリの脳髄を食べ、アリを操るかのように移動させ、さらに頭を切り落としてその中で蛹
(さなぎ)となる。しかし、このハエの繁殖方法を、害虫であるアカカミアリの駆除に利用する
取り組みが、アメリカ南部で進められている。
タイコバエは、アカカミアリという毒針を持つ凶暴なアリの一種を見つけると、その体内に針の
ような管で卵を産み付ける。ふ化したタイコバエの幼虫(ウジ)はアカカミアリの頭の中へ移動し、
そこで脳髄をすすりながら成長する。しばらくすると、アリはウジにコントロールされているかの
ように動き始める。
同じ巣のアリからの攻撃を避けるため、アカカミアリはタイコバエの幼虫に操られるかのように巣を
出て行く。たいていは、湿り気のある緑の多い場所にたどりつく。中には巣を離れてから50メートル
もさまよい続ける“ゾンビ”アリもいるという。
やがて、タイコバエのウジは、そのホストの首を切り落とし、内部を食べながらさらに成長する。
そして卵が産み付けられてから約40日後に、ほぼ成虫に近い蛹(さなぎ)になる。 (以下略)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
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