10/01/20 22:01:56.64 CpTr/XlP BE:944160678-PLT(12001) ポイント特典
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典型は首相が小沢氏に語った「どうぞ戦ってください」との発言だろう。
自民党の大島理森幹事長は、19日の代表質問で「一国の首相の発言とは
信じられない。誰と『戦う』ことを念頭に置いていたのか」とただした。
検察の捜査に介入するつもりなのかという、至極もっともな問いである。
首相は「私は行政の長であり、検察の公正な捜査を信じている」と答えたが、
言葉の選び方や置かれた状況への感度が鈍すぎる。
ほかにも首をひねるような動きが相次ぐ。
民主党は一昨日「捜査情報の漏洩(ろうえい)問題対策チーム」を党内に設け
ることを決めた。検察による報道機関に対する情報操作の有無を調べるという。
原口一博総務相も昨日、一連の報道に関し、情報源を明確にすべきだとの考え
を述べた。逮捕された石川知裕衆院議員と当選が同期の議員らは
「石川代議士の逮捕を考える会」をつくった。
いずれも、小沢氏の「全面対決」路線に歩調を合わせようとするもののようだ。
異様な光景の広がりである。
総選挙での圧倒的な民意の支持を、はき違えているのではないか。
検察も無謬(むびゅう)ではないだろうが、政権与党も万能ではない。
様々な力が互いに抑制、均衡しつつ丁寧にことを進めていくのが、まともな民主
主義社会である。
小沢氏が検察を批判する際に語った「これがまかり通るなら日本の民主主義は
暗澹(あんたん)たるものになる」という言葉は、むしろいまのような状況にこそ
当てはまるのではないか。
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