10/01/06 14:52:43.24 s8TOd/NJ BE:1869154079-PLT(12000) ポイント特典
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深刻な経済不況の中、奨学金拡充や学費値下げをアピールする大学が目立っている。下宿サポート奨学金や4年間授業料免除、
入学者全員に10万円支給などで、「進学を断念せざるをえない高校生もいる。需要は高い」と大学側。
間もなく本格的な受験シーズンに突入するが、大手進学塾は「景気悪化が進路選択に色濃く影響している」と分析している。(中島摩子)
不況に加え、少子化で目前に迫る「大学全入時代」も各大学に対応を促している。「平成22年度から授業料値下げします」。
甲子園大学(宝塚市)のホームページで、ひときわ目立つバナー広告がある。全学部の入学金を前年度より5万円減らし、栄養学部では学費も15万~25万円減らす。
「歴史的不況が続く中、さらなる支援を決定しました」ともPR。
栄養学部は入学者全員に10万円の特別奨学金を支給するといい、同学部フードデザイン学科の場合、前年度より40万円も“お得”になるという。
流通科学大(神戸市西区)は「入試説明会では、保護者や高校教員から奨学金についての問い合わせが多い」という。
昨年から「下宿サポート奨学金制度入試」を始め、成績上位50人に前期授業料など30万円分を免除している。入試課は「地方からも優秀な学生を確保したい」と話す。
大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)は来年度、4年分の授業料や実習費の全額(1人当たり約480万円)を免除する奨学金制度を始める。
対象は50人で、大学側は約2億6千万円を想定する。神戸女子大学(神戸市須磨区)も来年度から、経済的理由による「特別援助奨学金制度」を充実させるという。
進学塾大手「河合塾」が一昨年末、全国の高校教諭約1700人に聞いたアンケートによると、
約7割が「受験生の進路選択に景気悪化が影響している」と回答。「奨学金の活用を考える生徒が増えた」は63%だった。
河合塾は「不況の影響は来年度入試ではさらに色濃くなるだろう。安い学費、近い大学、志望校を絞る『安・近・少』の傾向は強まる」とみる。
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