09/12/24 19:57:30.21 sA/+jAUf BE:648854827-PLT(12421) ポイント特典
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◆町、検察審申し立てへ/地検「私的流用なし」
総額約3億6千万円にのぼった旧美里町(現・紀美野町)の裏金問題。業務上横領容疑で書類送検されていた段木晃元町長(62)と
元収入役(62)に、和歌山地検が22日、下した結論は不起訴(嫌疑不十分)だった。2人を刑事告訴した紀美野町は、
処分を不服として、和歌山検察審査会に審査を申し立てる意向を明らかにした。
地検はこの日、2人に対する住民ら101人(22日現在)の刑事告発も、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
2008年12月に書類送検を受けた地検に対し、町が今年10月5日付で要望書を提出したり、町民らが署名活動をしたりして、
2人の起訴を求めてきた。しかし、地検の谷岡孝範次席検事は取材に対し、「裏金の使い道は私的なものではなく、横領に至る証拠が無かった」と述べた。
不起訴処分を受け、段木元町長の弁護人は「裏金が形成された経緯や、支出の意図からみて、当然の判断」と話した。
これに対し、紀美野町の寺本光嘉町長は「告訴は議会で全会一致で可決された。処分は遺憾だ」とコメントし、不満をあらわにした。
同町は、裏金約1億9千万円の返還を2人に求めて和歌山地裁で係争中だ。町民らに刑事告発を呼びかけていた住民団体のメンバーも
「残念という気持ちを通り越してしまった。お金を使った者勝ちという地検の判断は許せない」と憤った。
裏金問題に詳しい全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「横領罪の立件には、横領する意思があったかどうかが重要だ。
町のために使われたと認められたのであれば町に損害はなく、刑事責任を問うというより管理のルーズさを改め、町がこれからきちっと管理することが大切だろう」と話した。
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