09/12/22 15:41:51.36 VzWKLsqM BE:655704678-PLT(12000) ポイント特典
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『世界名作劇場』になったガンダムなんて見たくない」
CG嫌いの富野由悠季氏が挑むCGアニメ「Ring of Gundam」制作秘話
日本で初めて開催されたSIGGRAPH Asia 2009には大勢のクリエーターが集まっていた。
そんななかで,ゲームのみならず日本の映像制作に多大な影響を与えた
「機動戦士ガンダム」で知られる富野由悠季氏の講演が行われた。
さて,実験といいつつも,相当規模の組織運営が必要となったRing of Gundamだが,
これについて富野監督はまったく異なる視点を持っていた。
富野監督は,いきなりこう宣言することから講演を始める―
「役者に演技をしてもらう必要などない。絵コンテを見て,そこから作画まですべてをやる,
それがアニメーターだ。CGは,そこで大量に余分なことをしている。本当に,余分な作業が山ほど増えた。
キャラクターが2名しか出てこない,ワンカットのシーンを作るために,役者まで動員しないと作れない。
これはつまり,本当のクリエーターがいなくなってしまったということだ」
いきなりの全否定だが,ここに至るまでには富野監督自身にも試行錯誤があったようだ。
「Ring of GundamでRobotと組んで仕事をすると決めたのは,
現在の東京のCGワークを調べてみたかったからだ。
サンライズのCG部は,2Dのアニメに傾斜してしまっている。
映画的なテイストが必要となったときに,これでは難しい」
「Robotと組んで制作したことで,役者を使ったものをベースとすることが可能になった。
これはサンライズでは,割愛されてしまう作業だ。けれど,映画的画像を手に入れるためには,
こういった手法が必要となってくる」
「事実,キャメロン監督の『アバター』という映画がモーションキャプチャーで絵を作っているが,
まだ未完成も甚だしい」
URLリンク(www.4gamer.net)