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“オビサンタ”が故郷・ドミニカ共和国の子供たちにプレゼント
オビちゃんがサンタクロースになる。巨人のウィルフィン・オビスポ投手（２５）が、母国・ドミニカ共和国
の子供たちにクリスマスプレゼントを贈るプランを持っている。今季６勝を挙げてブレークし、来季の年俸
は２０００万円（推定）に大幅昇給。母国への愛着が強い右腕は、サンタに変身して少年少女におもちゃ
を贈ることを決めた。
心優しいオビスポが、ちびっ子たちに夢を与える。「ドミニカでは１月にプレゼントを贈る。そこで地元の
子供たちにおもちゃとかを贈りたいね」。帰国中のドミニカで、温めてきた計画を実行に移す。
ドミニカは１０月から約１００日が“クリスマス期間”。最終日となる１月６日の祝日に、プレゼントを贈る
慣習がある。その日にサンタとなって、地域の子供たちに贈り物を届けるという。
オビスポは２軍時代から、巨人の選手が使い古した野球道具を集めて母国の後輩に贈ってきた。育成
入団から３年目の今季は、初先発初勝利を飾るなど６勝１敗、防御率２・４５と飛躍した。今季の年俸４８０
万円から、来季は４倍超の２０００万円にアップ。昇給分の一部をプレゼントとして“還元”し、子供たちを喜
ばせる。
今後は「オビスポ基金」の設立など、母国での社会貢献活動を検討中。「将来的なプランも少しずつ考え
ている。まずは来年以降も自分の仕事をしっかりすることが大事だね」。ジャパニーズ・ドリームを実現して、
母国へさらなる恩返しを―。“オビサンタ”がドミニカに幸せを運ぶ。
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