09/12/19 16:10:21.92 /TJ3M2cT BE:1382589465-PLT(12000) ポイント特典
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土浦の9人殺傷:死刑判決(その2止) 見えない被告の胸中 /茨城
死刑になるために無差別殺人を実行するという特異な発想は、どこから生まれたのか。
土浦9人殺傷事件の金川真大被告の公判証言や、毎日新聞記者との面会記録、
家族の供述調書からは、両親や弟妹に不満を直接ぶつけられないバラバラの家族関係の中で育ち、
一冊の哲学書に影響され独特の思想にのめり込む姿が浮かび上がる。
事件の背景にある金川被告の成長過程と、事件後の心境を追った。【高橋慶浩、原田啓之】
◇哲学書を独自解釈
金川被告の考えに大きな影響を与えたのは、高2の時に父からもらった哲学入門書「子どものための哲学対話」(永井均著)だ。
同書は、猫が少年に哲学を説くという形式で、最後に死刑についてこう語りかける。
「死刑以上の重罰は(世の中に)ないだろ? ということはつまり、世の中は、
死ぬつもりならなにをしてもいいって、暗に認めているってことなんだよ」
事件への直接の影響は否定しているものの、金川被告は6月公判で「面白い考え方だと思った」と話している。
殺人について「善悪自体存在しない」「ただの現象で、蚊を殺すのと同じ」という独自の理論を展開するのは、
同書をきっかけに始めた哲学的思想の影響が大きいとみられる。
同書に出会ったころ、運命について考えるようになり、自転車で下校途中に突然、
「未来はすべて決まっている」という「答え」を確信したという。
続く
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