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最終盤を迎えたクリスマス商戦だが、男の子を持つお父さんお母さんの中には頭を悩ませている人が今年は少なくない。
人気の特撮番組「仮面ライダーW(ダブル)」の玩具が入手困難な状況が続いているためだ。特に変身ベルトの人気が突出しており、地元の店にも連日問い合わせが殺到している。
「仮面ライダーW」は9月に放送開始。架空の都市・風都を舞台に、探偵の左翔太郎と過去の記憶を失った少年・フィリップの2人で1人のライダーに変身し、「ドーパント」と呼ばれる怪物から街を守る物語。
桐生市市民文化会館でもロケが行われ、6日と13日に放映された。
クリスマスプレゼントとして、バンダイが販売する変身ベルト「DXダブルドライバー」の人気が沸騰し全国的に品薄が続いている。
桐生地域でも同様で、玩具店や量販店のおもちゃ売り場には何とか品物を手に入れたい親から問い合わせが相次いでいる。
「来店客と電話を合わせると2、3分に1度問い合わせがあり、対応に追われています」とアピタ笠懸店。長崎屋桐生店も「ベルト以外の玩具も大半が完売。ここまですごいのは最近では珍しい」と驚く。
インターネットのオークションでは定価の6825円を大幅に上回る価格で取引されている。
発売元のバンダイは「『ガイアメモリ』というUSBメモリーに似たスティックを差し込むギミック(仕掛け)が人気に結びついた」と説明。
「フル稼働で生産し出荷していますが追いつかずご迷惑をお掛けしています。年明けには徐々に売り場に並ぶようになると思いますので、いま少しお待ちください」と話している。
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