09/12/16 03:02:21.21 gKxhHm/0 BE:2441261388-PLT(12000) ポイント特典
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和歌山市西浜の和歌山工業高校(西英雅校長)の化学技術科の化学系上場企業への就職内定率が昨年に続いて
高い数字となった。12月15日現在で、全国高校新卒者内定率37.6%に比べ、同校は中小企業も含めて内定率は95.5%。
教諭らが積極的に会社訪問し、生徒にも資格取得できるよう意欲を向上させてきた。同科は年内の定率100%を目指
しており、「生徒の希望する企業がかなってこその専門科です。自分たちの取り組みが結果になって教える側としても
うれしい」と話している。
同科は、平成19年から就職率アップを図ろうと、教諭が積極的に生徒をサポート。遅刻をしない、服装をきちんと
するなど基本的な生活指導に始まり、1年時からOBによる会社説明会などを開き、生徒の就職意識を高めてきた。
これに伴い生徒の資格取得の機運も高まり、昨年は一般に難易度が高いとされる「甲種危険物取扱者試験」に合格
する生徒も現れた。結果、ことしの内定者は東燃ゼネラル石油(株)、花王(株)、新中村化学(株)、協和発酵キリンなど
上場企業や大企業への内定が多くみられた。ここ数年は化学系大企業の求人はほとんどなかったといい、指導する
教諭にとってもうれしい知らせとなった。
生徒をその気にさせる一つの工夫として、同科では3年前から掲示板に生徒自身の取得資格状況やスケジュールを
掲載したり、教諭が企業訪問して今どんな若者が求められているかなど生の声を聴き、生徒に伝えたりして意識を
高めてきた。また、入社した先輩の姿を見た後輩にも生活態度や資格取得の気持ちも高まってきている。平山雅敏
さん(17)は「先生の積極的な指導のおかげで将来の目標ができた。それがやる気につながった。先輩の頑張る姿を
見て自分も頑張らないといけないと思った。落ちても負けずにまだ取ってない資格を取得したいです」と目を輝かせて
いる。
同科の南方真治教諭(51)は「3年生は1年の時に比べて成績も変わったが、生活態度など人物も変わった。
やりがいは本当に感じます。頑張った3年生を見て後輩も頑張るなど、良い循環ができており、自分たちも本当に
うれしい」と話している。
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