09/12/05 11:10:38.80 HjDZdW6N BE:830735647-PLT(12855) ポイント特典
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◆空気が乾燥する冬。肌やのどを守るには。
◇保湿クリーム、頻繁に 「睡眠時のマスク」でのどにうるおい
記者（３８）は長年、手あれに悩む。特に冬は皮膚がむけたり、手首や指のシワがパックリ割れて、手を洗うたびにしみて痛い。手あれの予防が欠かせない日々だ。
なぜ冬は手あれで悩む人が多いのか。
皮膚のうち最も外側の表皮の角質層には、皮脂や天然保湿因子、角質細胞間脂質などがあって潤いを保つが、
乾燥した冬の空気ではこれらが減る。洗剤などで水仕事を頻繁にしても、皮膚の水分は失われやすい。
表皮が乾燥すると角質細胞がはがれ、皮膚が刺激に反応して湿疹（しっしん）ができやすい。進行すると赤みやかゆみ、水ぶくれやひび割れなども目立つ。
野村皮膚科医院（横浜市）の野村有子院長は、新型インフルエンザ対策で手洗いやアルコール消毒が呼びかけられた影響で、
手あれを訴える人が増えていると指摘し、「暖房の季節は乾燥の季節。スキンケアを徹底して」と話す。
和歌山県立医大の古川福実教授（皮膚科）によると、皮膚の保湿にはワセリンや尿素軟こう、ヘパリン類似物質などが成分の保湿クリームが効果的だ。手を洗うたびに頻繁に塗っても問題ない。
保湿クリームの中には、人によってはかぶれるなど体質に合わない成分が混ざっている可能性もある。
成分が不明なら、薬局の薬剤師などに確認する。特に顔で使う場合は、サンプルで少量を試すなど慎重に検討したほうがいい。
野村院長は、外出から帰宅した後には殺菌効果のあるせっけんなどを使い、室内で過ごす時は通常の固形せっけんや水のみにするなど、
同じ手洗いでも状況に応じた細やかなケアが望ましいという。手洗い後は、空気で水を飛ばす乾燥機より、
ハンカチやハンドタオルでふいたほうが手あれになりにくい。寝ている間に手袋をするのも効果的だ。
古川教授は「スキンケアを１週間続けて改善しなかったら、乾燥による手あれではなく、
足の水虫と同じ白せん菌による感染症などの可能性もある。病院で治療を受けて」と指摘する。
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