09/12/04 15:28:28.35 kOzZjl0F BE:1424117186-PLT(12855) ポイント特典
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義務教育を完全無償に
文化芸術、科学技術予算の縮減 現場知らない議論
文部科学部会 富田 茂之 衆院議員
―鳩山政権は高校教育の無償化を打ち出しているが。
富田茂之部会長 高校の無償化も大事ですが、義務教育の完全無償化を優先させるべきと考えます。
高校の無償化には法律的な根拠がありませんが、義務教育は憲法で明確に無償と定めています。
しかし、小・中学校は今も授業料は無償ですが、教材費や給食費の負担に対応できていない保護者も多い。
また、ちゃんと席に座って授業を聞くことができない小学生や、理工系なのに分数の足し算ができない大学生が話題になっています。
高校、大学への進学を過度に重視するのではなく、義務教育や幼児教育を充実させるべきです。
―文教政策について。
富田 鳩山政権は、高校教育の無償化を重視するあまり、従来の文教政策を軽視し過ぎています。例えば、鳩山政権発足後の文科相の所信表明演説では、
教員OBや学生、企業などが地域ぐるみで学校教育を支援する「学校支援地域本部」等の取り組みを全国に広めると明言しました。
しかし来年度予算概算要求では今年度に比べ予算を減らしています。民主党は、聞き心地の良いことを言いますが、実行が伴いません。
また、「教育の中立性」「政治からの独立」という視点も必要です。
政権が変わったからといって、教員免許更新制などの政策が二転三転するのは、支援労働組合の影響を受けたのでは、との懸念が生じ、好ましくないと考えます。
―事業仕分けについては。
富田 事業仕分けでは、次世代スーパーコンピューターの予算を凍結するという判定が出されましたが、
これでは、優秀な学者は全員海外に行ってしまいます。子ども読書活動も、小学生の読書量が増えるなど、確実に成果が出ているのに「廃止」とされたことは理解できません。
今回の事業仕分けは、対象事業の制定方法、仕分け人の選考方法が不明朗で、現場を知らないままの不十分、かつ乱暴な議論がなされたとの印象です。
本来、文化芸術や科学技術は、単純に数値で仕分けすべきでないと考えます。
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