09/12/03 10:42:07.07 t3JvYJ/N BE:1857269568-PLT(12000) ポイント特典
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国土交通省と経済産業省は2日、自動車の燃費規制を強化する方針を固めた。2020年度を目標
年次とする新たな燃費基準を設定。07年度実績より少なくとも34%の燃費向上を義務づけ、燃料
1リットル当たりの走行距離を21キロ以上にする方向だ。07年に制定済みの15年度目標より14%
以上高くなる。二酸化炭素(CO2)排出量の削減が狙いで、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)
といったエコカーの普及を加速させそうだ。
07年度実績の乗用車の平均燃費は15.7キロで、10年度目標の燃費基準(15.3キロ)をすでに
達成した。15年度の燃費基準は、車の重さに応じた16区分で目標を設定し、平均燃費目標は現行の
計測法で18.5キロだ。自動車メーカーに達成を義務づけており、15年度以降販売の新車で達しな
ければ会社名公表や罰金などの罰則もある。
両省は2日、地球温暖化対策などに向けた合同作業チームを開催し、新燃費基準策定を打ち出した。
関係者によると、新基準は20年度を目標年次とし、平均燃費は少なくとも21キロとする方向で議論
している。15年度までの20年間の改善ペースを維持できれば、21キロを達成できるという。
欧州連合(EU)は15年までに19.3キロ、米国は16年までに15.1キロにする燃費基準をそれぞれ
設けている。計測方法が異なるため単純比較はできないが、日本の基準はトップレベルにある。
ただ、EUの欧州委員会も20年を目標に燃費を24.5キロにする規制強化策の検討を進めている。
このため、両省はこれらの議論の行方もみながら、21キロ以上の目標設定を探る。重量区分ごとに
基準を設定してきた従来の方法の変更も検討し、12年度をめどに正式に決める。
しかし、現状で軽自動車を除くガソリン車で燃費21キロを達成できている車種はわずかで、燃費改善
余地も徐々に少なくなってきている。一方、トヨタ自動車のHV「プリウス」の燃費は38キロだ。(略)