09/11/21 02:24:28.50 bpP5ianE BE:89613465-PLT(12000) ポイント特典
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外食を減らしてお弁当を持参。割高なコンビニエンスストア通いも削った。次の節約術は何だろうか?
それは自動販売機(自販機)。不況の烈風が吹き荒れるボーナス3割カットの厳冬だから、150円もする
ペットボトルをホイホイ買える人は恵まれている。ディスカウント自販機を探してまとめ買い、マイボトルを
持参する人も増えた。
日本自動販売機工業会がまとめた全国の販売統計によると、設置台数は2000年の560万台をピークに、
2008年12月末には526万台へと6%減。売上減少はもっと深刻で、2000年の7兆円は2008年には
5兆7000億円へと約20%減。タスポ導入でタバコが店頭売りに流れた事情はあったにせよ、振るわない主因は
清涼飲料とコーヒー、ビールである。どれも“自販機価格”が崩壊しているのだ。
お茶が看板商品の伊藤園でも、2009年4月期の業態別売上高は、スーパーが前年比4.0%増、コンビニは
同1.5%増なのに、自販機は同4.2%減と足を引っ張る。同社は総売上高に占める自販機販売比率が
17.7%と低いのが幸いしている。さらにトップシェアのコカコーラでも、コカ・コーラウエストの開示資料によれば、
2009年第3四半期の自販機販売は前年比8.3%減。ヤバいのである。
スーパー、コンビニに続く“業界再編”が自販機業界に及ばざるをえない。
要するに“定価購買の大口顧客”を一気に失ったのが直接要因である。
購入者の9割が男と言われる自販機市場。工場・現場・街角で買う姿は圧倒的に男ばかりだ。
男の就業や収入が減る今、いつでもどこでもという“衝動定価購買”は縮小し、缶コーヒー業界だけの
競合は終わりつつある。
今はみんな“のどが乾いていない”のだ。
昔、コカコーラがうまかったのは、のどが乾いていたからだ。真夏の道をてくてくと歩く。汗も出切ったころに、
赤い自販機を見つける。カラカラののどに冷えたコーラが染みていく。実にうまかった。今は違う。
“ビタミン補給”“体内バランス”“ダイエット”のために飲料を飲む。乾きを癒やすわけではない。
飲料とか。もはや100円でも売れない時代。
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