09/11/17 20:10:58.70 d66NVcnt BE:3047981388-PLT(12000) ポイント特典
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11月16日(ブルームバーグ):日本の財政規律に対する不安が払しょくされない。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では日本国債の保証コストが
7カ月ぶりの水準まで上昇。今後、財政再建への道筋が見えないまま、
日本の格下げリスクが表面化した場合、株・債券・円がともに売られる
「日本売り」のシナリオも考えられ、通貨オプション取引では円の先安観の
高まりを示唆している。
ソシエテ・ジェネラル銀行外国為替本部長の斉藤裕司氏は、「海外投資家には
『日本リスク』を見る向きも増えており、日本の財政悪化を背景に、今後、日本円
からの資金フライト(逃避)が起こる可能性も否定できない」と指摘。「ドル・円は
足元もみ合っているが、日本国債のCDSスプレッドやドル・円のリスク・リバー
サルをみると、潜在的な円売りのマグマは溜まってきている」と語る。
主要国の中ですでに最悪の日本の財政状況は今後、一段と悪化する見通しだ。
国際通貨基金(IMF)は今月公表した報告書で、金融危機前の07年時点で2.5%
だった日本の財政赤字の国内総生産(GDP)比は09年に10.5%に拡大すると予測。
政府債務残高のGDP比は07年の187.7%から09年は218.6%、14年には245.6%
に達するとしている。財務省によると、国債や借入金など「国の借金」は9月末時点
で864兆5226億円となり、過去最大を更新した。
SBIリクイディティ・マーケットのリクイディティ統括部部長の小島誠氏は、「現政府
にはもともと成長戦略がなく、郵政の人事にみられる改革の後退は、日本への
成長期待はさらに後退することになり、日本資産の魅力を弱める」と主張。
「日本はいまや新興衰退国(NDC)のトップランナーだ」と指摘している。
財政膨張で「日本リスク」―CDS・オプションが示す円売りマグマ - Bloomberg.co.jp
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