09/11/10 14:23:58.21 m5LMPApw BE:2666983878-PLT(12000) ポイント特典
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考えてみると、危ういのはドルだけではない。日本の円も安穏としていられない。
何しろ日本は莫大な借金を抱えているからである。世界の人々が「円は安定
している」と見なしているのは、国民の巨大な個人金融資産があるからだ。
「日本人はおとなしい民族だ。国民の資産を投入させれば、国家の借金は
何とかなる」と安心しているのである。もちろん日本人だって「個人資産を国に
投入するのは嫌だ」と拒否することもできるし、本当に日本国民がそのように
主張したら、日本円はドルより危なくなる。
世界には二、三の非常に大きなリスクがあって、その一つはドル。そしてもう一つが
日本の円である。日本の公的債務(累積)は対GDP比で200%になろうとしている。
OECD(経済協力開発機構)の最近の発表では、これが5年後の2014年には254%
にもなるという。日本国債のアメリカ国債との違いは、ほとんど(95%)を自国民が
持っていることである。海外からの投げ売りリスクは少ないが、5%と言えども
売りが加速すれば暴落の危険性はある。とくに民主党になって予算規模が一段と
拡大したことをネガティブ材料に見ている投資家も多くなっている。
大前研一の「産業突然死」時代の人生論
世界にとって大きなリスク、それはドルと円 2009年11月10日
URLリンク(www.nikkeibp.co.jp)
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