09/11/07 23:09:45.31 mOSnc9yI BE:894629366-PLT(12060) ポイント特典
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「小笠原選手、僕も頑張るよ」。
東京・世田谷の自宅でテレビ観戦していた小学6年の沢井良介君(11)はジャイアンツの日本一が決まった瞬間、画面の小笠原道大選手に向かって、そう誓っていた。
沢井君は10月半ばまで、自宅近くの国立成育医療センターで闘病生活を送っていた。がんが胸や腹などの神経にできる
「神経芽(が)細胞腫」。抗がん剤の副作用による吐き気、ビニールシートで囲われたベッドから出られない毎日……。
今年3月に入院してから3か月後の6月下旬、小児がんで苦しむ子供の訪問を続けている小笠原選手と対面した。
小笠原選手はユニホーム姿。初めて間近で見るプロ野球の選手に「大きいな」と緊張したが、表情や語り口はとても優しかった。
着ていたシャツの背中にサインしてもらい、折れたバットで作ったキーホルダーもプレゼントされた。
困ったのは、ひいきのチームを聞かれた時。地元の少年野球チームに入っている沢井君は、横浜ベイスターズの大ファン。
「ジャイアンツです」と答えると、「本当は?」と尋ねられた。正直に打ち明け、好きな選手の名前も挙げたところ、
ベイスターズの村田修一、内川聖一両選手の直筆サインが病院に届けられた。
30分足らずの対面で「頑張れ」というストレートな励ましはなかった。
それでも点滴台にぶら下げたキーホルダーが、シャツのサインが、くじけそうになる心を奮い立たせてくれた。
〈僕もプロ野球選手になって、色んな人に優しくしたいです〉。沢井君は感謝の気持ちを手紙にして小笠原選手に送るつもりだという
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