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【依頼57】
破綻の旧日栄、過払い利息債務は4万件・2500億円
商工ローンの「ロプロ」(旧日栄、本社・大阪市)が2日、会社更生手続きの開始を申請。
2月のSFCG(旧商工ファンド)に続いて破綻(はたん)した。
融資先に返すべき多額の「過払い利息」を抱えたままで、今後どの程度弁済できるかが、焦点になる。
ロプロの6月末の負債総額は218億円。これとは別に、利息制限法で定められた率以上で貸していたため
弁済が必要な「過払い利息」に絡む債務が推計4万件、2500億円あるという。
2月に監査役から社長に就いていた公認会計士の前田正宏氏は責任をとって辞任。
家田孝常務が後任に就き、裁判所の監督下で再建を図る。
2日に東京で記者会見した家田氏は「過払い利息の返還請求と資金流出が止まらず、事業継続は難しいと考えた」と述べた。
更生計画を決める債権者集会には、利息を払い過ぎていた借り手も債権者として参加できる。
ただ、最終的に過払い利息がどの程度弁済されるかは、ロプロの財産内容や支援企業が見つかるかどうかに左右される。
上場の消費者金融として初めて破綻したクレディアの民事再生では、一般の弁済率は40%だったが、30万円までは全額弁済された。
ロプロは70年に日栄として設立。78年創業の商工ファンドとともに中小・零細企業向けローンを開拓し、
ピーク時は売上高にあたる連結営業収益が1520億円を超えた。
だが、99年に「家売れ、腎臓売れ、目ん玉1個売れ」と返済を迫る暴力的な取り立てが社会問題化。
創業者の松田一男氏(87)は00年に社長を退任し、息子の龍一氏(56)が後を継いだ。
02年には社名も変え、リストラを急いだが、06年の最高裁判決で過払い利息の返還が急増。
09年3月期の営業収益は46億円に減り、4年連続の純損失を計上した。創業家の持ち株比率は今も3分の1を超える。
更生法の申し立て代理人の小畑英一弁護士は2日、創業家ら旧経営陣の法的責任も追及する方針を示した。
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