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大量の弁当をだまし取ったとして、兵庫県警東灘署は２９日、詐欺（無銭飲食）の疑いで住所不定、山口組系暴力団幹部の佐藤賢蔵（６２）、妻の伊津子（５３）、組員の張一男（４７）の３被告＝いずれも詐欺罪で起訴＝を逮捕した。
３人は「金に困っていた」と容疑を認めている。
逮捕容疑は７月１１日から８月１０日の約１カ月間、神戸市東灘区の弁当店に「金は後で払う」とうそをつき、昼夜計５３回にわたって弁当計３５１個（約１４万５千円相当）を当時借りていたマンションの一室に届けさせたが、代金を払わなかったとしている。
同署によると、伊津子容疑者が、弁当店の店員に、架空の会社名が印刷された佐藤容疑者の名刺を見せ、マンションが会社の事務所のように思わせていた。
だまし取った弁当は、３人で食べていたとみられる。３人は各地で家賃や飲食代、宿泊費などを踏み倒して生活を続けていたという。
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)