09/10/23 12:37:44.88 dNpeI31B BE:152987832-PLT(12100) ポイント特典
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二酸化炭素(CO2)の削減策として全国のスーパーでレジ袋の有料化が広まる中、かわりに使われるように
なったマイバッグを悪用した万引が増えている。精算済みの商品か、万引した物か、見分けが難しいマイバッグ
の“死角”につけ込んだ犯行で、どの店も対応に苦慮している。
三重県内で二十数店舗を展開する「ぎゅーとら」(伊勢市)は2007年9月、人口10万人以上の自治体と
しては全国で初めてレジ袋有料化を始めた伊勢市の店舗から順次、袋の無料配布をやめた。しかし、有料化
前と比べると、「2割ほど万引件数が増えた」という。
安い商品は店のかごに入れてきちんと精算し、高額な一部の商品をマイバッグに忍ばせて盗む手口が目立
つ。レジを通った後、再び売り場に戻り、精算済みの商品に交ぜて万引するケースもある。担当者は「警備員
を増やしたが、コスト面から態勢には限界もある」と声を落とす。
レジ袋の無料配布をやめたスーパーでは、店のかごと一緒にマイバッグの口を開けたまま持つ客が多い。店員
が不審に思っても精算済みの商品か、別の店で買った商品の可能性もあり、声を掛けづらいのが悩みだ。
愛知、岐阜、三重県などで展開する大手スーパーもマイバッグの普及とともに万引が増え、客にはマイバッグ
はレジを通ってから使うよう呼び掛ける。広報担当者は「陳列棚の前でマイバッグに商品を詰めている客を注意
したら、『買うつもりだったのに失礼だ』と逆に抗議を受けてしまった」と頭を抱える。
三重県に出店する「マルヤス」(津市)もマイバッグを使った万引が目立つようになった。担当者は「店員が万引
を目撃したのに『別の店で買った商品だ』と言い逃れされた」と苦り切る。
売り場が広く商品単価の高いホームセンターなどは、万引対策が取れないとしてレジ袋有料化を見送る店が
多い。大手スーパーでつくる「日本チェーンストア協会」(東京都港区)は「レジ袋の有料化は環境保護策として
今後も推進する」とする一方、「万引防止は、業界を挙げて警察と連携し、マイバッグ使用のルール強化も必
要だ」と話す。
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