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全面リニューアル、戦略性高める 日ペ 東京ＡＲ研修センター
日本ペイントは東京ＡＲ（自動車補修塗料）研修センターを全面リニューアルした。市場の変化を踏まえ、
従来の研修の枠を超えた機能を付与し、販促との一体化を強めるのが狙い。
リニューアルのポイントは外からの可視化を図るため、ブースと調色ルームに大きな窓を設置。研修者の
利便性を高めた。また水性塗料に対応できる最新のエアー装置に加え、ブーススペースを拡大しブース内
では６名の実習を可能にしている。
ブースサイズはタテ７ｍ×ヨコ５ｍで天井を高くとり、スペースに余裕をもたせた。エアーは両サイドから
送り込まれる。またハンドエアーは壁面に収納でき、ブース全体は明るくシンプルなデザイン。ブース全面の
扉はスライドして開閉されるが、全面に横長の窓が設置されているせいで開放感がある。
ブースと調色ルームの間にあるピットも見える化に配慮。各種ガンなどの塗装機器も壁面収納でディスプレー
される。空間イメージとして受ける印象は広さを感じさせる。
調色ルームは今回のリニューアルの柱となっている。広さと窓の開口部の効果から完璧に見せる調色作業と
なった。テーブルはスケールアップ、原色ラックは「レアルｅ３」と「オーデベースｅ３」を設置。カラーサンプル
ブースは２基。「調色ルームは汚れやすいため、きれいで清潔感あふれる形を見せ、ひとつのモデル（スタン
ダード）となるよう設計した」と担当者。
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