09/10/04 00:25:04.66 vQXqJHsD BE:3019296588-PLT(12000) ポイント特典
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社説:東京落選 五輪の夢語り続けよう
2016年の夏季五輪・パラリンピックの開催地がブラジル・リオデジャネイロに決まった。
南米大陸で初めての開催で、五輪に新たな歴史が刻まれることを歓迎したい。
52年ぶり2度目の五輪を目指した東京は2回目の投票で落選した。
1988年の五輪招致で名古屋がソウルに大敗し、
08年五輪招致では大阪がわずか6票で早々と姿を消した。
夏季五輪招致の3連敗を免れようと切り札の首都・東京で挑んだが、またしても夢はかなわなかった。
敗因はさまざまあろう。だが、今回の東京招致は石原慎太郎東京都知事の独り芝居で、それが墓穴を掘ったという印象をぬぐえない。
(略)
五輪招致は失敗したが、東京の提案がすべて無駄だったとは思えない。
コンパクトな会場配置や財政、治安問題などで高い評価を受けた。
「環境に配慮した五輪」という理念は今後、ますます必要性が高まり、平和の祭典としての五輪に新たな使命として書き加えられるべきだ。
東京招致に費やした150億円の巨費も詳細に使途を明らかにすることで、今後の五輪招致に当たり貴重な資料として役立てることもできよう。
名古屋と大阪は1度の惨敗で五輪への夢を語り続けることをやめた。
訴えた理念はその場限りの作文だったと自ら認めたようなものだ。今回は同じ轍(てつ)を踏むべきではない。
2日の最終プレゼンテーションで「地球の将来のための環境五輪」を訴えた15歳の三科怜咲さんや、その後の世代のためにも、日本は五輪の夢を語り続けなくてはならない。
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