09/09/26 17:03:57.44 QzOa3YqZ BE:101160623-PLT(12000) ポイント特典
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暗くて重くて難解、そしてエラそう。そんな印象から、遠ざけられて久しい思想業界の周辺が、ちょっぴり活気を帯びてきた。
思想関連の書籍がベストセラーになり、若手論客が活躍し、新たな学びの場も立ち上がっている。
人々に届くカジュアルな手法を模索する「プチ思想ブーム」の実像を探った。
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昨年、話題を集めた的場昭弘・神奈川大学教授(経済学)の『超訳「資本論」』(祥伝社新書)。
売り上げは3巻あわせて約8万部に達している。
その的場さんが今夏出したのが『とっさのマルクス』(幻冬舎)だ。「働けば働くほど奪われるもの」(『経済学・哲学草稿』)、
「頭でっかちに溺(おぼ)れるな」(『ドイツ・イデオロギー』)……。おすすめフレーズの意訳が大きくページを飾り、
「あなたを守る名言集」とうたう。
「ベルリンの壁崩壊後、日本ではマルクス研究者が見事に自粛した。若者がマルクスと出会う場を、と思った」
古今の思想家を知りたい、という機運は、マルクスに限らない。読みやすい訳が評判の光文社古典新訳文庫は、
カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か』を筆頭に、ニーチェ、フロイトらが人気を博す。
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