09/09/25 19:10:09.12 E42pBeie BE:457906526-PLT(12000) ポイント特典
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花岡信昭氏の「絶滅危惧種的メディア論」
産経新聞の元政治部長だった花岡信昭氏が、
日経BPで「記者クラブ制度批判は完全な誤りだ」と主張している。
昨今の記者クラブ開放に反対する勇気ある発言、といいたいところだが、
その論理があまりにもお粗末で泣けてくる。彼はこう宣言する:
日本の記者クラブは閉鎖的だという主張は完璧な間違いである。
アメリカのホワイトハウスで記者証を取得しようとすると、徹底的に身辺調査が行われ、
書いてきた記事を検証され、指紋まで取られる。そのため記者証取得には何カ月もかかる。
[・・・]内閣記者会には、日本新聞協会加盟の新聞社、
通信社、放送会社に所属してさえすれば、簡単に入会できる。
これは「閉鎖性」とは何の関係もなく、アメリカはセキュリティ・チェックがしっかりしていて、
日本はいい加減だということである。私がNHKに勤務していたころは、
記者証を政治部の記者に借りて首相官邸の中まで入ったこともある。
武器のチェックもしないので、テロリストが記者証をもってまぎれ込んだら一発だ。
以前は、記者クラブを「親睦組織」と規定していたのだが、それを「公的機関の情報公開、説明責任という責務」と、
メディア側の「国民の知る権利を担保する責務」が重なりあう場に位置するといった表現に改めた。
親睦組織という位置づけでは、公的機関の側が記者クラブの部屋を提供するといったことの
説明がつかないためである。たしかに、かなり前までは、電話代やコピー代など
諸経費を公的機関の側に負担させるといったことも行われていたが、
さすがに、いまではそういう不明朗なことは払拭された。
>>2‐10つづく
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