09/09/12 22:37:44.54 tarvKnqY● BE:27782993-PLT(12001) ポイント特典
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「日本がやっと大人になった」
小説『限りなく透明に近いブルー』や『コインロッカー・ベイビーズ』で知られる作家・村上竜氏がこう表現した。
村上氏は今月8日付の米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿文で、
「日本人は、政府があらゆる問題を解決できる能力を有しているわけではない、ということをようやく悟った」とした上で、
「今回の選挙(先月30日に行われた衆議院議員総選挙)で日本には、半世紀ぶりに“革命”と呼べるほどの大変革がもたらされた。
古臭い“重鎮”たちは去り、新たな血が“輸血”された。なぜもっと多くの人が喜ばないのか」と問い掛けた。
村上氏は社会現象を題材にした作品で数々の文学賞を受賞し、また自身の作品を映画化して監督を務めたり、
インターネット上でも活動したりしている。
村上氏は「第2次大戦以降、日本経済は政府主導の下で成長を果たしたが、その結果、
多くの日本人は、政府が道路を直し、病院を建て、自分たちの会社を守ってくれ、さらには就職の面倒まで見てくれる
、と期待するようになった。だが今や、政府にあらゆる問題を解決するだけの金はないということを悟った」と指摘した。
その上で村上氏は「もちろん、選挙で勝利した民主党が、あらゆる問題を解決できる金を持っているわけではない。
日本人も、政権交代によって生活が向上すると信じ込むほど無知で愚かな国民ではない。政権交代が決まった後、
道行く人々に対し、新政権に期待することについて尋ねたところ、“経済が良くなればよい”という希望を語りながらも、
表情は険しかった」と述べた。これについて村上氏は、「子どもたちが大人になったときに感じる憂うつな感情のためだろう」と説明した。
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