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【CEDEC 2009】海外クリエイターが語る「実は日本に学んだこと」
朝の基調講演に続き、メインホールでは4人の海外クリエイターによるトークセッション「実は日本に学んだこと」が行われた。
最近では海外メーカーの躍進に対し完全に後手にまわってしまった感もある日本メーカーだが、独特の文化やゲームデザインが海外のクリエイターに与えた影響は大きいという。
司会にはEIDOS社CTOのJulien Merceron氏を迎え、4人のパネリストにより「日本のゲームに学んだこと」が口々に語られた。
◆海外のゲームは感情を揺さぶるが……
日本のゲームにあって、海外のゲームにないもの、と聞いてまず思い浮かべるものは何だろうか。日本のゲームだけを遊んでいるとなかなか気付きにくい部分だが、
4人のパネリストによると、やはり真っ先に思い浮かぶのは「物語・キャラクタづくりのうまさ」だという。
中でもやはり大きな反響を呼んだのが、ムービーやイベントシーンを多様した「シネマティック」な見せ方。最近では「Halo」や「God of War」シリーズのように、
海外のタイトルでも物語を重視したものが増えてきているが、Jay氏によれば、これらは彼らが日本のゲームに追随し成功を収めた要素のひとつだと言う。
またSiobhan氏はもうひとつ、日本のゲームならではの要素として「感動」や「愛情」といった要素を挙げている。
Siobhan氏によれば、海外のゲームは恐怖や怒り、攻撃性といった感情を揺さぶることは得意でも、感動や愛情といった感情を呼び起こすのは苦手だとか。
最近では海外のゲームメーカーも、プロのシナリオライターを起用するなど努力しているものの、この分野についてはやはり「まだまだ」だと言う。
「日本のゲームにはパッションがある。西洋では自分が好きなゲームについて話すことはあっても、好きなキャラクタについて語ることは滅多にない。
その点、日本のゲームやユーザーの方が、キャラクタに対する愛情・関心が深いんじゃないかな」(Sean氏)
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