09/08/31 12:52:25.71 0s9UGy9n● BE:1312409838-BRZ(10071)
sssp://img.2ch.net/ico/c_hako.gif
革命50年・キューバの行方:/下 「カストロ兄弟後」見えず
ラウル・カストロ国家評議会議長(78)の墓がある。キューバ東部の小さな町「第2戦線」にある霊廟(れいびょう)。
自然石に「ラウル ビルマ」と刻まれた銅板が据えられていた。議長の妻で元ゲリラのビルマ・エスピンさんは07年に死去。
第2戦線は革命に向けたゲリラ戦時代にラウル議長が部隊を率いた土地で、霊廟には同志たちの墓も並ぶ。
兄のフィデル・カストロ前議長は83歳。昨年、健康上の理由で引退した。自分の墓を用意していないが、論評などで死後に
触れることもある。革命体制を維持してきた兄弟が、次世代のキューバのあり方に思いをはせているのは間違いない。
だが、肝心の若手後継者は見当たらない。
今年3月、次代の指導者とみられていたカルロス・ラヘ副議長(57)とフェリペ・ペレス外相(44)の更迭が突然発表された。
カストロ前議長は「権力の蜜(みつ)で不適切な野心を抱いた」と説明した。
市民たちは「驚いた」「何か汚職があったらしい」と戸惑う。共産党員らには更迭の根拠がビデオ映像で示された。外国関係者との
不適切な関係やカストロ兄弟らへの侮辱的な発言があったといわれる。権力闘争があったとの観測も根強い。
明白なのは、軍部が以前にも増して重要な位置を占めることになった点だ。革命の原点はゲリラ闘争で、カストロ前議長を
最高司令官とする元ゲリラが政治を支配してきた。ラウル議長は国防相として半世紀近く革命軍を統率。軍は観光、建設、流通などの
経済分野にも進出してきた。
URLリンク(mainichi.jp)