09/08/27 00:25:45.80 IKFip7CL BE:25175982-PLT(12470) ポイント特典
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多くの収穫があり、見どころもそれなりにあった大会だが、世間の注目度はあまり高くなかったようだ。
ボルトが驚異的な世界記録を出した100mこそ、平日の早朝・午前4時45分という時間帯にもかかわらず
6.8%という高視聴率(関東地区・瞬間)を記録したが、それ以外は午前0時前後の人々がまだ起きている
時間帯でも10%を超えることは少なく、最終日の女子マラソンも18.1%に止まった。
前回の大会(07年)は連日15%前後。女子マラソンは平均で22.8%、瞬間最高では41.3%にもなった。
地元大阪で開催され、誰もが見やすい時間帯に競技が行われた前回とは条件が違い過ぎるが、
それを割り引いても今回は盛り上がりに欠けた。
中継するTBSも、この弱点を痛感していたようで、視聴者の目を引きつけるための策を色々と行っていた。
そのひとつが、(毎度のことだが)当日行われる種目の見どころを紹介し、すぐにでも始まる印象を与えて引っ張る手法だ。
まあ、ネットで調べれば競技のタイムスケジュールが出ているからロスはないが、テレビしかない人は見逃せないと思って延々と見続ける羽目になる。
その長い待ち時間に流すのは選手のインタビューやエピソードの紹介、大会のハイライト映像だ。
ボルトの世界記録樹立シーンのVTRはこれでもかというほど放送された。あの驚異的な走りは確かに感動ものだが、繰り返して見せられるとさすがに飽きる。
待ち時間が生じるのは仕方がない。が、その時間を利用して、見る人に陸上競技の深さや面白さを伝える工夫が欲しかった。
上競技に限らずスポーツイベントを中継するテレビ局は、派手な部分を強調して盛り上げを図るだけでなく、
その競技を啓蒙する役割も持っている。そうしたファンを育てることは長い目で見れば、
視聴率にも競技の振興にもつながる。
「ボルトの好物はチキンナゲット」なんて話より、各種目に秘められた深イイ話をもっと盛り込むべきなのである。
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