09/08/26 17:59:10.55 ubwno1fW BE:389926837-PLT(12073) ポイント特典
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日本一へ導いた中京大中京・山中
堂林翔太投手ら3年生は、結果の出なかった時代を見て入学してきた世代。
そのなかに野球部に息を吹き返した選手がいた。主将の山中渉伍遊撃手(3年)だ。
山中は2年生のときに試合中に送りバントでヘッドスライディングをして、
「先輩たちはこんな試合で悔しくないんですか」と泣き叫んだことがある。
新チームになって、彼は早速動き出したのだ。大会期間中は試合後に試合会場で解散する“現地解散”が
慣例だった。だが、山中は一人、学校へ戻り練習を続けていたのだ。それも密かにではなく、堂々と。
「みんなも戻ってくると思ったのに。どうして練習しないんだよ?ミスも出たのに…おかしいだろ!」。
その熱意と感情のこもった言葉に、全員がハッとした。今では試合後の練習は当たり前になっている。
堂林は「練習の虫、山中が中京の歴史を変えた」と、一目置いている。
さらに秋の愛知県大会準決勝、享栄に1つのミスから9失点を喫した。「守りのチームが情けない」と、
熱田球場でそのままミーティングに突入した。さらにこれだけでは終わらなかった。
「1球に楽しんで泣かされて。たった1球なのに、こんなに重たいんだなと思った。それをわかってもらいたかった」
ボールに享栄戦のスコアと日付、「負けらんねえよ」と書いた。グラウンドで全選手で輪になってボールを回し合った。
そこには下級生の女子マネジャー2人も入っていた。女子マネジャーはノックなど必要最低限の仕事以外では
グラウンド外の部室で過ごしている。山中は「2人も野球部員なんだから」と、わざわざ2人を呼んだ。
「こんなことは初めて。選手たちが山中さんについていく理由がわかった」(喜多川蒼さん)。
URLリンク(www5.nikkansports.com)
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