09/08/18 11:24:53.17 7g0PbNUN BE:426017366-PLT(12050) ポイント特典
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消費やレジャーには無欲で、ライフスタイルは等身大かつ自然体……。
そんな若者が増えている。
バブル景気を全く知らず、物心ついてからはずっと平成不況。
ブランド物や車、海外旅行への関心も高くない。
彼らは同時に「ゆとり教育世代」でもあるのだが、そういった新しい層は「おゆとり様」と呼ばれ、その消費傾向に注目が集まっているのだ。
新学習指導要領によって、ゆとり教育が小・中学校に導入されたのが2002年度。
その頃に中学生生活を送っていた層が次々に成人しているが、彼らは独自の行動様式を持っている。
●異性よりも同性の友人を大切にする
●休日は自宅でパソコン・テレビ・DVD・ゲーム・音楽・読書などで過ごす
●一人遊びもけっこう好き
●貯蓄を重視する
このように、いわゆる「巣ごもり」と呼ばれるウチ志向が強いことが特徴的だが、最近の草食系男子にも通じる淡白さも感じられる。
さらに興味深いのは、おゆとり様の母親は「Hanako」などで育ったバブル世代が多いこと。
その薫陶を幼少時から受けてきた上、SPEEDやモーニング娘。などの影響もあって、早くからおしゃれな洋服に馴染み、今もファッションには敏感だ。
買い物は、ネット通販ではなく店舗での直買いを好み、納得のいく商品をじっくり選ぶ。
少ない予算で自分らしいスタイルでいたいと、注目するのは、やはりユニクロやZARAといったファストファッション・ブランド。
他人と比較することなく、個性や自分らしさを重視する傾向が強いのだ。
その背景には、生まれた頃からパソコンや携帯があり、自室にこもって適度なコミュニケーションの距離を保つ「個化」の環境が整っていたことにも起因する。
そんな“純粋培養”ともいえる快適な空間で育まれた感性が、独自の価値観を生んでいるようだ。
またこの世代には、大手メディアの広告効果が低く、SNSやクチコミのほうがより有効であるといデータもあり、この世代を物語っているようで興味深い。
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