09/08/05 08:33:28.29 90JFPQq+ BE:267154087-PLT(12058) ポイント特典
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クリントン訪朝―これを危機打開の糸口に
いきなりの大物の登場である。クリントン元米大統領が電撃的に平壌入りし、金正日総書記と会談した。
オバマ大統領のメッセージを口頭で伝えたようだ。内容は不明だが、会談で両氏は「共同の関心事について幅広い意見交換を行った」という。
訪朝の狙いはまず、北朝鮮に抑留されている米人記者2人を解放させることにあるのは間違いない。
2人は今年3月、中朝国境で取材中に不法に北朝鮮に入ったとして拘束された。経緯に不明な点も多く、
人道問題でもある。早い解放が望まれる。
それ以上に、双方ともこの訪朝を局面を転換する機会にしようという意思がうかがえる。
米政府が訪問を確認していない段階で、北朝鮮メディアはいち早く到着を伝えた。
米国としても、緊張を一方的に高める北朝鮮に手を出しあぐねていた状態を脱するきっかけにできる。
オバマ政権の発足後やっと米朝の対話の窓口が開かれたことは歓迎したい。
URLリンク(www.asahi.com)
北朝鮮は第1次核危機が起きた1994年にも、カーター元米大統領の訪朝を受け入れた。
今回の訪朝と異なる要素もあるが、カーター訪朝は国連安保理の制裁決議案撤回や
米朝協議の再開につながり、結果的に核問題の長期化を招いた。この経過を見れば、
今回も要注意と言わざるを得ない。
強硬な行動を重ねた後、一転して自国に有利な交渉に持ち込むのは北の瀬戸際外交の常套(じょうとう)手段だ。
北は4月の弾道ミサイル発射、5月の核再実験などの挑発行為を繰り返し、安保理制裁決議も無視する
姿勢を貫いてきた。
ところが国連制裁が次々と強化され、先月末の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム閣僚会議でも
孤立無援に陥って以降、「6カ国協議は終わった。対話方式は別にある」と主張を変えてきた。
こうした流れから、今回の訪朝も直接交渉につなげて、孤立回避や国際支援取引などに利用する狙いが十分にうかがえる。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)