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7月30日夜、「くるみ割り人形」を見に訪れたのは、SONに参加する知的障害者やその家族約20人。
「SON山梨」の設立に力を尽くした1984年のロサンゼルス五輪柔道金メダリスト、山下泰裕さん(52)も、公演に参加する長女かおりさん(15)のバレエを見に来ていた。
それまでも、知的障害者がフィールドバレエを見られなかったわけではない。
だが、大声を出したり急に立ち上がったり、感情を素直に表現する知的障害者もいるため、入場を制限する劇場がある。
「制限されていない劇場でも、親は遠慮してしまう」(角間裕美さん)という事情があった。
ダウン症の角間直文さん(20)の鑑賞は今年で2回目。母・裕美さん(57)に「早く、行こう」と開幕前からせかすほど、楽しみにしていたという。
SON山梨会長になった舩木社長が、メンバーたちに「大丈夫だから、バレエを見においで」と呼びかけ、少しずつ知的障害者の来場が増えていった。
近年は、2週間の公演期間中、50~100人のSON関係者が訪れるという。
当初、「演技中に大声を出さないか」と心配し、バレエ鑑賞に集中できない親が多かったため、舩木社長は開場時に
「知的障害を持ってる方が近年見に来て下さる。温かく見守ってください」とあいさつしていた。
だが、「感受性豊かな彼らが声を上げる瞬間は、プロが見ても拍手するべき瞬間と同じだった」と言い、今年から冒頭のあいさつをやめた。
山下さんは「知的障害を持つ方やその家族が、気兼ねなく楽しめる清里フィールドバレエのような場がもっと増えるといい」と望んでいる。
「ああ、きれい」。角間直文さんがつぶやいた瞬間、観客席から一斉に拍手が送られた。
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