09/08/01 17:06:13.62 M/DMJbfr● BE:1720335479-PLT(12560) ポイント特典
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●光学ドライブにメディアを入れたのはいつだったろう
今年のCESで、何社ものブースを回り、そこでプレスキット(プレス向けの資料集)をいただいたが、
そのすべてがUSBメモリに収められており、CD-RやDVD-Rでキットの配布を行なうメーカーは皆無であった。
街を歩いても、米国で新譜の音楽CDを「まともに」扱う販売店はほとんどない。
米国のTOWER RECORDS(日本のタワーレコードと現在は資本関係はない)が2度の破産申請を経て
店舗廃業したことを知っている人は少なくないだろうが、
今年の初め、Virgin Mega Storeも米国の店舗販売から撤退した。
Bordersのような書店系ショップのCD売り場も、相当に荒廃が進んでいる。
残るのはWal-MartやTargetといった総合スーパー、
あるいは米国のナンバーワン(というよりオンリーワンか)家電量販チェーンである
Best Buyといったところだが、音楽の売上げでこれらの名前が上位に出てくること自体が、
CDというパッケージに依存した音楽産業の衰退を示している。
筆者は手元に1,600枚ほどの音楽CDを持っているが、
西友(今やWal-Martの子会社)やジャスコでCDを買ったことは1度もないし、
CDを買うためにヤマダ電機に行こうとも思わない。
スーパーに行くことも、ヤマダ電機に行くこともあるが、
それは別の目的であって、音楽CDを買うためではない。この話題については、別途取り上げようと思っている。
話が横道にそれてしまったが、米国では音楽CDの店頭流通は着実に死へと向かっている。
CD媒体によるPC用ソフトウェアの店頭流通はほぼ死に絶えた。
プレスキットもUSBメモリになったとあれば、米国に持って行くPCに光学ドライブがあっても、
使い道などありはしない。それでは単なる重しだ。
光学ドライブが必要になるのは、せいぜい昨年11月のPDCのように、
OSのプレビュー版が配布される際、それをインストールするドライブが必要な時くらいだが、
その頻度は高くない。新しいWindowsがリリースされるのは、3年ぶりのことになる。
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)