09/07/28 18:21:15.53 pYXsmewV BE:1524743377-PLT(12000) ポイント特典
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「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
06年11月、車両検査費用が捻出できず廃線危機に立たされた銚子電鉄は、こんな一文とともに"副業"として
製造するぬれせんべいの購入をホームページを通じて呼びかけた。これがネットやメディアで話題となり注文
が殺到、"銚電ブーム"が訪れた。有志による「銚子電鉄サポーターズ」から基金約1600万円も寄贈された。
あれから2年半、経営状況はどうなっただろうか―。
「背水の陣です」
鉄道部次長の向後功作氏からそんな言葉が漏れた。
事業報告書を見ると、07年度の営業損益は約9812万円の黒字を計上。しかし、08年度は約960万円の黒字に
とどまった。しかも、よく見ると鉄道事業は約1億5000万円の収入で約8741万円の赤字(08年度)。ぬれせんべい
やたいやきなどの副業収入約4億1200万円から経費を引いた利益約9700万円で、鉄道業の赤字を補う形となっ
ている。
06年に起きた前社長の横領事件の影響で銀行の融資や自治体の補助金はストップしたまま。再開の見込みは
ない。
鉄道はとにかく金がかかる。銚子電鉄はたった6.4?の運行ながら、枕木の交換など安全対策工事費だけで毎年
1億円程度必要だ。戦前戦後に製造された"レトロ"な車両も5両のうち最低3両は早急に更新しなければならない。
「通常、代替更新だけで1両で1億円近くかかります。幸い他社から格安で譲っていただけることになったんですが、
輸送費や検査費などはかかる。しかも、年内に新車両を導入しなければダイヤを維持できない。瀬戸際なんです」
銚子電鉄の苦しい季節はまだ続いていた。
「増収策をいろいろと準備しています。たとえば、合格祈願の『上り銚子ゆき』切符。昨年は1駅のみの販売で約半年
で1万枚完売いたしました。今年は全駅で発売する予定です。また、新車両の工事費、輸送費などを債券化して一口
10万円でオーナーを募集し、特典として1年間の優待券を発行することで現金の償還に代えさせていただきます。も
う一つは、新車両の命名権を1編成300万円で売り出します。(以下ソース)
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