09/07/26 21:40:42.08 GBNpNEdY BE:281016746-PLT(12000) ポイント特典
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─今のアニメの状況に対して、細田監督としては、
前の世代の作家にはない、どんな挑戦を試みられたのでしょうか?
細田 僕自身は、尊敬する先輩監督たちの世代に対して、なんらかの対抗意識とか、
その中に食い込みたいみたいな気持ちは、ほとんどないんですが(笑)、
ただ、今のアニメって作るほうも観るほうも、誰が見ても狭まってきていますよね。
その中で自分としては、「同じことばかりやってて面白いのかな?」ということは感じます。
アニメーションという手法を使って映画を作るということには、もっとさまざまな可能性があると思っています。
ところがアニメ映画というと、ほぼジブリというか、宮崎駿さんたちしか頑張っていらっしゃらない状況が
ずっと続いているわけで。宮崎さんたち以外でも、もっとほかにいろんな作品ができる可能性があって、
いろんなモチーフを使って作品を面白くできるかもしれないのに、もったいないですよね。
多様なアニメーション映画が、もっと生まれるべきだと思います。
最近だと例えば、ロボットが出るテレビアニメの劇場版とかさ、
アウトプットが映画というだけで、実際はキャラクタービジネスをやっているだけじゃないですか。
いや、モチーフはロボットでもいいけど、せめて新作を作ろうよって思うんですけど(笑)。
そうでなければ、クリエイティブな可能性は広がらないし、アニメーション映画に与えられた
社会的な使命というものを、ちゃんと果たすことにつながらないじゃないかと思うんですよね。
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