09/07/22 05:48:19.40 OGtW/75/
>>176
【食料自給率の誤解を解こう】
▼『実は自給率を下げてる輸入穀物の大部分は、家畜の餌』
▼『飽食の贅沢(消費の増加)>国内生産だから、自給率(=国内生産/消費)は上がらない。』
つまり生産が一生懸命頑張っても、それ以上に消費が増えたら結局自給率は下がってしまう
▼自給率の分母の消費が増えたら、普通は分子の国内生産が増えてもよさそうだが、現実は分母の増加分のほぼ100%が輸入物(飽食の贅沢、家畜の餌)。
それは消費者が贅沢な消費に依存した増加分だから、『《非常時に備えた自給》とは違う意味のもの・かけ離れた食料だから、防ぎようがない。』
◆URLリンク(www4.ocn.ne.jp)
NHK解説委員 加倉井 弘(かくらい ひろし)氏
Q:食料自給率について
■全体として日本の自給率を上げる方法があるんですよ。
京都大学の先生が言っているんですがね。肉を食べるのをやめて、鶏の卵を食べるのをやめて、牛乳を飲むのをやめてしまう。
『どうしてかというと、実は自給率を下げてる輸入穀物の大部分は餌なんです。』
畜産をやりながら自給率を上げるっていうのは、ものすごい難しい。
『畜産をやるっていうことは、餌を輸入するという事。』
■ただ、私がラジオでも言ったように、『キーになるのは消費者の消費』なんですよ。
自給率って言う言葉はね、みんな自給、自給って考えてるけど、自給率なんですよ。
『率っていうのは、分母と分子があって、分母が消費で、分子が国内生産なんです。』
『ですから、分母がどんどん大きくなって贅沢になって、飽食の時代でしょ。そうすると、上が、つまり生産が一生懸命頑張っても、それ以上に消費が増えたら結局自給率は下がってしまうんですよ。』
■逆に言うと、いかに自給率を上げるという事が難しいかということです。なんだったら、自分の家でやってみて下さい。どれくらい難しいか分かるから。
奥さんや子供が納得するか、今日から牛乳をやめるって、今日から卵は半分にするってやってみて下さい。自給率は上がるでしょうけど、みんなが不満を言い出すかもしれない。
お酒だって、外国のビールなんてすごいよ。芽を出したあれを刈って、ビール用の大麦をね。