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「将軍の子は将軍。三国志みたい」 中国軍人事でネットに世襲批判
中国国家軍事委員会主席を兼務している胡錦濤国家主席は20日、馬暁天副総参謀長(中将)ら軍幹部3人を
階級の最高位にあたる上将に昇格させる人事を発表した。胡指導部が近年積極的に進めている軍幹部の若返りの一環だが、
昇格した3人がいずれもかつての指導者の子供であることが話題となり、ネットなどでは「世襲批判」が起きている。
空軍出身の馬副総参謀長(60)は最近、国際会議にも頻繁に出席し、「軍の外相」の異名を持つが、
父親は1930年代に共産党軍に参加した古参幹部で、解放軍政治学院教育長などの要職を歴任した馬載尭将軍(故人)。
幹部育成を長年担当した父親の教え子が軍内のいたるところにいるため、
その人脈をバックに馬副総参謀長はこれまで順調な出世コースを歩んできたと指摘する声もある。
同時に昇格した軍事科学院の劉源政治委員(58)は、父親が文化大革命で失脚し、その後名誉回復された劉少奇元国家主席(同)。
劉政治委員は地方の指導者を歴任したあと、40歳を過ぎてから軍に転じた異色の経歴を持っており、
軍内で異例の速い出世を遂げたのは父親と無関係ではないといわれる。
もう一人は成都軍区の張海陽政治委員(60)で、父親はいまでも軍内で大きな影響力を持つといわれる軍長老の張震将軍(95)
。江沢民前政権を支えた実力者で、97年に引退するまで軍ナンバー2の軍事委副主席を務めていた。
3人の上将昇格のニュースが流れると、ネットでは「親の七光以外に、どんな実績を残したかをきちんと発表してもらいたい」
「将軍の子供は必ず将軍になる、なんだか三国志を読んでいるみたいだ」といった批判が寄せられている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)