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<一人っ子政策>違反の赤ちゃん、養護施設が罰金代わりに海外へ!―貴州省鎮遠県
2009年7月2日、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州鎮遠県で、
児童養護施設を舞台とした「嬰児売買」ビジネスが行われていたことが分かった。
一人っ子政策に違反した夫婦から罰金代わりに「施設に収容する」と嬰児を取り上げ、
勝手に海外に送り込んでいたものだ。成都商報が伝えた。
同県の計画生育管理部門は超過出産した夫婦から「罰金が払えないなら施設に預ける」などと偽り、
嬰児を強制的に児童養護施設に収容。
施設はその後、それらを「捨て子」と偽り外国人夫婦と養子縁組させて「寄付金」を荒稼ぎしていた。
中国では外国人夫婦が「捨て子」と養子縁組することは合法とされているが、
その際に1人あたり3000ドル(約29万円)の「寄付金」を施設側に支払う決まりとなっている。
我が子を取り上げられた県民の1人が今年1月、インターネットの掲示板で「人探し」を始めたところ、
たまたま3人の中国人養女を持つ米国人男性の目に止まった。
これをきっかけに男性らが独自に調査を行ったところ、同県から米国や欧米各国に送り込まれた
嬰児の数は04年が24人、05年が11人、07年は6人に達していた。全員が女児だった。
同県計画生育管理局紀律検査チームによれば、同施設では01年から約80人の嬰児が強制収容されたが、
障害児2人を除く78人が欧米人夫婦に引き取られている。(翻訳・編集/NN)
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