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猫1000匹を調査してわかった「毛の色」と「性格」
7月1日16時4分配信 オリコン
猫は“毛の色”によって性格が異なることが、ベネッセコーポレーションが発行する
生活総合誌『ねこのきもち』が実施した飼い猫1000匹調査でわかった。黒と茶が
混ざったしま模様の“キジトラ”は、慎重で警戒心が強い性格。全身の大半が
白一色の“白猫”は繊細な性格をしているなど、興味深い結果が出ている。
調査は、同誌読者と同Web利用者を対象に、計1000匹の飼い猫の「毛の色」と「性格」
についてのアンケートを実施、“ノラネコロジスト”として、ノラ猫の社会や生態を研究
する山根明弘氏に分析を依頼した。
黒と茶が混ざったしま模様“キジトラ”の慎重で警戒心が強い性格は、「猫の祖先と
いわれる野生動物のリビアヤマネコに近い毛色で、その野生的な性質を強く受け
継いでいるのではないか」と山根氏は説明。
また、映画『魔女の宅急便』に登場するジジでお馴染みの全身黒一色の“黒猫”は、
友好的で猫にも人にもフレンドリーな性格。これについては「フランスの研究者が、
黒い毛色のノラ猫は都心に多いという調査結果を紹介しています。争いを好まない
黒猫は、他の猫に対しても人に対してもフレンドリーで集団生活に向いているのでしょう」
と述べている。
遺伝学の父と呼ばれるメンデルが遺伝子の法則を発見して以来、猫の毛色が遺伝子に
よって決まり、性格にも影響していることがわかってきており、「猫の性格は持って生まれた
遺伝による性質と生活環境が大きく影響するもの。同じく遺伝子で決まる毛色が性格と関係
していても不思議はないと思いますよ」(山根氏)と話している。
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