09/06/27 23:23:37.18 RqjhYDIb BE:19449623-PLT(12000) ポイント特典
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自殺予防のための相談機関「滋賀いのちの電話」を運営するNPO法人事務局(栗東市)が、相談員の
ボランティアを募集している。昨年8月の開設から相談件数は増加する一方だが、対応する相談員の数
が少ないため、開設時間や日数を増やすことができないのが現状。事務局は「一人でも多くの人に協力し
てもらい、生きる希望を失いかけた人に再び、生き抜く勇気を持たせてほしい」としている。
「滋賀いのちの電話」(077・553・7387)は毎週日曜日の正午~午後8時に開設。約1年半の研修など
を受けた40~60歳代の男女12人が、交代で相談に応じている。経費や交通費は自己負担で、報酬はない。
厚生労働省によると、県内の昨年1年間の自殺者は311人と過去2番目に多かった。事務局の開設当
初、月約20件だった相談件数も、ここ数か月は約40件に増えている。
電話は約7割が男性からで、20~40歳代が多い。リストラにあった、家族とうまくいかない、ガンを宣告
された―。悩みは様々だ。「これから死にます」と予告の電話がかかることもある。しかし、事務局長の堀
川哲夫さん(61)は「電話をかけるのは、生きたいと思っている証拠。誰かに聞いてほしい、死にたいほどの
気持ちを分かってほしい、というサインなんです」と冷静に受け止める。
相談員の役割は答えを導き、問題を解決することではない。相談者の話を受け止め、共感し、話し合う中
で、生きる力を自身で見つけてもらうことだ。女性相談員(60)は「一生懸命に話を聞いているうちに、私も
エネルギーをもらうことがある」と言う。
事務局は「かけたいときにすぐつながるのが本来の『いのちの電話』。これ以上自殺者を増やさないために
も、受け入れ体制の整備が必要」と応募を呼びかけている。
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